今回は
海外のデザイナーとコラボして日本で商品を売りたい、とのご相談でした。
半年前、海外出張していた担当役員が立ち寄った街で商品を見つけ
そのまま現地で作っているデザイナーを探したそうです。
……この時からピンとくる感覚があったようです。
(こういうのはけっこう大事で、出張によっては事前アポイント済みのところよりも結果的に収穫につながることが多かったりします)
現地のオーナーでもあるそのデザイナーは
日本にも何度か旅行に訪れたことがあり、以前から日本で自分の商品を販売してみたいと思っていたようです。
今回、相談を受け早速、現地で販売されている実物商品を見せてもらい
日本で販売するにあたり、国内マーケットに合うような変更はもちろんですが、その前にデザインや質感の残すべきいくつかのポイントを考えました。
これはデザイナーのイメージを大切に、伝える商品構成にするためです。
後日、デザイナー側からも要望があったようですがそれは私が伝えたポイントと完全に一致していたようです。
このことからも日本マーケットとの相性が良さそうな予感がしていました。
生産は現地でおこなうので、日本側からの新たに追加してもらう新商品群のイメージを伝える必要があります。
アイテムとそのバリエーション、カラー展開の要望、展開時期など詳細なマップを作り、デザイナーとの打ち合わせを終え、出来上がったサンプルの確認、数量と納期の詰めなどが決まり、現在は直営店作りの段階です。
海外にしろ国内にしろ、ブランドイメージを初期段階のうちから数年先までのことを考えて組み立てることが重要です。
このことに一番時間をかけるべきなのですが、忘れてるブランドが多く、すぐに行き詰まりになっているのをよく目にします。最重要点です。
今回の案件も順調に進むでしょう。